応募前に集めておくべき情報とは

求人を見つける、あるいはコンサルタントに紹介してもらう、それでその医療施設を理解した気になってはいけません。
複数の医療施設の求人をピックアップしたら、次に待っているのは、”それらの医療施設に関する情報を集める作業”です。

そもそも、求人票から得られる情報は最低限のものに過ぎず、そこから医療施設の姿を想像するのは困難であると思っておく必要があります。
それはコンサルタントに紹介された案件も同様です。
求人サイトで自身のみで探すよりも詳細な情報を教えてくれはしますが、それ以上に必要な情報がまだまだあると認識しておきましょう。

求人票から得られる情報以外で必要な情報とは

院内ではどのような人間関係が構築されており、たとえば下記のような事は情報として集めておくべきこととなるでしょう。

  そこに通う患者はどのような人が多いのか
高齢者ばかりが集まる病院もあれば、若い人や子供、女性の多い医療施設もあるはず。

  実際にどのような症例が多いのか
それをどのように診療を提供してきたのかに関しても、求人票ではなかなか伝わってはきません。

それ以前に、なぜ今回新たな人材を募集しているのか、これについての確認も必要です。
もしかしたら労働環境に問題がある可能性も否定できず、もしそうであれば、条件や待遇が良かったとしても、応募は見送るべき案件となるはずです。

こうしたことは、一部コンサルタントに相談することで集められる情報でもありますが、「コンサルタントに相談する」ことも情報を集めるための第一歩となるため、気になる案件があれば積極的に担当コンサルタントに尋ね、事前にその情報の整理を行っておくよう心がけておきましょう。

できる限り見学を伴った情報収集を

ネット上で情報を集める、担当のコンサルタントに尋ねたりするなどし情報を提供してもらう、希望の求人があればそうした作業を事前に行い、できるだけ多くの情報を集めておきたいところですが、文字情報と人から聞いた情報だけで全てを判断することは非常に危険です。
百聞は一見に如かずという言葉通り、その情報は確かなものなのか、これを”自分の目で確かめる必要”があります。

気になる医療施設や希望の求人が一定数見つかったら、それらの病院やクリニックへと見学に赴きましょう。
足を運ばなければわからないことが多々あります。
院内の雰囲気もそうですし、患者の層や、その医療施設の抱える設備・環境もやはり実際に目で見なければ把握などできるはずがありません。

わざわざ出向くのは、時間も労力も費やすことになるため、特に忙しい医師にとっては億劫に感じられるでしょう。
しかし、この作業を妥協すれば、誤った認識のまま応募先を決めてしまいかねないので注意が必要です。

また、見学して得た確かな情報は、のちの交渉にも活用できる可能性が出てきます。
転職前の施設や設備と共通した部分があれば、それを診療にも発揮できるでしょう。
患者の層や症例などにも得手不得手が関わってくるはずで、これに関しても交渉の材料とすることができる要素があるかもしれません。

情報収集はベストな求人の選択のみならず、転職後の条件に妥協しないためにも活用することができます。
転職への成功に向け非常に重要な作業であり、おろそかにはできない作業であることを十分に理解しておきましょう。